火不見の壁打ちする壁

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早見沙織Concert Tour 2019 JUNCTION 広島公演 コンサートレポート

4月6日から広島、大阪、北海道、東京で行われる早見沙織さんのコンサートツアーの初回公演、広島公演に参加してきました。

12月のスペシャルライブからあっという間でしたね。

まだまだ先だな~って思ってたらもう新年度です。皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は一人旅が初めてだったので平成が終わる前に貴重な経験ができて良かったです。

 

さて本題ですが席は下手側の12列目でした。結構前でした。嬉しいね。

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ここの右端でした。

公益財団法人 広島市文化財団 アステールプラザ

前回の指定席と合わせて大分運がよろしいようで東京公演が心配ですね。(まだ発券してない)

 

14時くらいに先行物販に並びましたがあと少しで自分の番と言うところでポーチが売り切れました。かなしい。

ホール前の廊下にはフラスタが並んでいてそこにはなんと最古参のファン、ご両親からのフラスタが。ほんとに良いご両親ですよね。

他にもいろいろなところからのフラスタが並んでいました。

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ファン有志のフラスタ、参加したかったですね。(情弱)


さて、物販で買うものも買い、入場口前で待っていると17時前頃に列形成が始まりました。入場は人数が1000人くらいということもあってスムーズに進行し、開演時間の17時15分ぴったりに入場しました。

会場BGMにはお洒落でシックな(洋楽だからそう聴こえるだけかもしれませんが)曲が選ばれていて、早見さんの音楽的センスを改めて感じました。

BGMをまとめている方がいましたので引用させていただきます。

 

 

時間は18時になり、注意喚起のアナウンスが流れ会場は暗転します。

すると、スクリーンの向こうの暗いステージから軽快なドラムの音が響き、順番にベース、ピアノ、ギターが演奏に参加してジャズ風のバンドアンサンブルになります。

スクリーンには光の筋が直線や曲線を描き、ピンク色の線になって何本も枝分かれし、「JUNCTION」のロゴを浮かび上がらせます。

このオープニングムービー温かな赦しのアウトロっぽいアンサンブルと合わさってめっちゃいいんですよ。はやく円盤ください。

演奏が会場を盛り上げる中スクリーンが上がり、マゼンタの衣装に身を包んだ早見さんが登場し、両手を上げて起立を促します。

フィッシュテールフレアスカートが印象的な肩の出た衣装でした。

そしてそのまま一曲目へ。

 

1.「Let me hear」

クラップを煽り、「oh-oh-oh」は会場にマイクを向けて歌唱を誘います。

ノリのいい曲なので会場の雰囲気も一曲目から高まります。

 

2.「Secret」

ジャジーな雰囲気を引き継ぎ、今度は早めのクラップもつけてカッコよく歌い上げます。

大好きな曲(全曲好き)なので内心ヤッター!と歓喜していました。

 

3. 「夢の果てまで」

クラップをつけて明るい雰囲気で歌います。

まりやさんの楽曲を聴く度にまりやさんってすげえなあってなりますよね。

 

4.「やさしい希望」

ステージを左右に移動し、観客に向けて歌っている印象を受けました。

ライトが緑やオレンジの演出で、優しさがあふれていましたね。

 

 

MC

四曲が終わったところで一回目のMCが挟まり、

ツアーが二年半ぶりで、緊張していたことや広島初上陸と言うことなどを簡単な挨拶と共に話します。

「JUNCTIONと言うアルバムを引っ提げてやってきました。」

「地元の人ってどれくらいいるんですかね?地元の方よろしければ~」と言って挙手を促すと

(三割五分くらいの人が手を上げる)

「おっおぉ~そこ、そこ?」と少し困った感じでリアクションすると会場は和やかな雰囲気に。

 

5.「Jewelry

MCを終え、イントロからクラップを誘い、楽しそうに歌います。

大サビの歌詞を12月23日に行われたスペシャルライブと同様に

唱えて いつも負けないわたし また会えるよね」から

唱えて いつも負けない君にまた会えるよね

に変えていて泣きそうになりました。(泣いた)

 

6.「SUNNY SIDE TERRACE」

バンドアレンジでゆったりした原曲とはまたすこし違う印象を受けました。

ラスサビあとのフェイクで歌唱力の高さをいかんなく発揮していたのを覚えています。

アウトロから早見さんがミニシンセを弾き、次の曲へ。

 

7.「メトロナイト」

都会の夜を思わせる青と白のライトとサビでは真っ赤なライトでの演出でした。

サビの「もっと」は観客のコールを煽っていて、楽しそうに歌っていました。

間奏とアウトロでもミニシンセを演奏していました。

 

8.「白い部屋」

メトロナイトの演奏が終わると会場は暗転し、スクリーンが下りてきます。

スクリーンは薄いので布一枚隔てたところに様々な映像が不鮮明に映されます。

自然的なもの、光が燦々と注ぐ森の中や雨に濡れる窓、光の粒が舞う様子などが映され、木々の中で早見さんやバンドメンバーが自然と一体になったような錯覚があり、ひっそりとした温かい空間を演出しました。

 

9.「祝福」

スクリーンが下りたまま、祝福へ。

早見さん本人も「宇宙的」な曲だと仰られていたように不思議なある種音楽としては異質な "ちぐはぐさ" が感じられる曲なので特に演出が楽しみでした。

同じようにスクリーンには映像が映され、海の中や夕日に赤く染まる空、歌詞にある「まだ降る雨」や「花 咲くだろう」の場面では雨が打ち付けられる窓、花が開花する瞬間の映像が映されました。

ラスサビはカノンのフレーズをぶった切るようにギターが歪み、ドラムも激しく激しく叩かれ、真っ赤なライトでステージは覆われ、こちら側にはほぼ五人のシルエットが映される形になりました。

予想通りと言うか音楽を聴いている感覚と言うよりは芸術作品の鑑賞と言うニュアンスで、このライブで一番と言ってもいいくらい印象的でした。

 

10.「HAYAMInst(interlude:forgiveness)」

祝福の演奏が終わるとステージは暗転して、そのうちに早見さんは一度退場します。

いつものバンドアンサンブルかなと思ったらinterlude:fogivenessのフレーズが聴こえてニヤッとしました。

原曲のアレンジになるんですかね。お洒落でリラックスできるアンサンブルでした。

 

11.「星になって」

HAYAMInstが終わるとバンドメンバーは退場し、ステージ上には一台のグランドピアノと早見さんが。

衣装はJUNCTIONのカラーをイメージしたシャツとスカートの上に真っ白のフリルがいくつもついたドレスを着ていました。

グランドピアノ一本で情緒的に歌い上げます。

屈指で好きな曲だったので生で聴けて本当に感動しました。

 

MC

座ったままで「すこしだけお話を」と言ってから。

「星になってと言う、曲を昔から書いてくださる矢吹さんにむかしむかし頂いた曲で…昔話みたいになっちゃいましたけど(笑)」

「ちゃんとした盤にはなっていないんですけど大切な曲を歌わせていただきました。」

「衣装も変わって。ピアノの発表会みたいな(笑)」 

会場を見渡して「男性女性、色々な年代の方に来ていただいて、ありがとうございます。いやあ、いいですね、女性。同じ性別。いや男性もいいんですよ!?(笑)」

 

12.「琥珀糖」

Jewelryカップリングになってるこの曲を歌いたいと思います。」

「ちょっと切ない曲なんですけど…」

と少しお話を挟んで感情的に切なく弾き語ります。

1番の終わりからDメロへ繋ぐ短いバージョンでした。 

 

13.「なんか、曲」

まさかの未発表曲の初披露。

「次に歌うのは世に初めて出る曲で」

当然どよめく会場。

「少しづつ日々感じたことや他の人がこうなのかな~って思ったことなどを書き留めて、最後の東京公演までに完成すればな~と。」

「まだ歌詞がのっていないのでラララなんですけど…」

盛り上がる会場に早見さんは「ど、どんどん自分でハードルを上げている気がする…(笑)」と照れていました。かわいい。

「いつか皆様に届くと祈って。」

「じゃあ、歌いまーす…。なんか、曲…(笑)まだ曲名も決まっていないので(笑)」

曲はバラード調で感傷的なイメージでした。ラララだけで泣きそうでした。ていうか泣きました。

演奏後には「切ないんだけど勇気づけるような曲です。」とも。

 

14.「little forest」

未発表曲を終え、一度会場が暗転すると、ピアノが下げられ、バンドメンバーが再登場します。

衣装は変わらず、椅子に座ってジャジーなアレンジで楽しそうに歌います。

黒田さんはアコギに持ち替えていました。

 

15.「ESCORT」

クラップをつけてリズミカルにノリノリで歌い上げる早見さん。

アウトロのフェイクがかっこよかった。

ほんと歌上手い人のフェイクかっこいいですよね。

アウトロを長くしていて、そのうちに早見さんは退場していました。

 

16.「Fly Me to The Moon」

一度退場してすぐ、衣装のレース部分をパージした早見さんが再登場。

前奏が流れて「これどの曲だ…?」となって数秒後にすべてを理解したオタク、頭を抱えました。

言わずと知れた名曲を持ち前の歌唱力でお洒落に歌い上げます。

二番からは転調して激しく歌唱していました。

高垣楓ェ!!!!!!!!!!!!!!!

 

MC

「最初に歌ったESCORTはデビューの直前の関係者のみのコンベンションライブで初披露しさせていただいた曲です。」

「Fly Me to The Moonは誰もが知る名曲ですね。小さなころに母と一緒に歌って、小さなジャズハウスみたいなところで一緒にハモったりとかして。」

「そして、ニヤニヤしている方がちらほらいますが(笑)某素敵な大人のアイドルも、カバーしております。」

と言ってから気が付いたように

「あっ!この衣装、いいっしょ!(笑)」(スカートをつまんで)

と言って会場は大爆笑。もう頷きながら泣いてしまった。ありがとうございます早見さん本当に本当にありとうございます。

「そんな私生活でもお仕事でも縁のある曲を歌わせていただきました。」

そして、「みなさんそろそろ座っていて血が止まってきてるんじゃないですか!?」

「血を流しましょう!!!」と言って再び起立を促します。

それから「アレしましょう。アレ。コーレス。」と言って盛り上がってるか~!!!とお決まりと言った感じのコーレスを3回ほどやってからその盛り上がりをそのままに次の曲のイントロに繋がります。

血を流すだと危ない感じになりません?

 

17.「僕らのアンサー」

ABメロはクラップ、サビには「僕らのアンサー」と「僕がいる」「君がいる」の部分を会場にマイクを向け、コールを誘いました。

 

18.「夏目と寂寥」

クラップと「あなた」のコールで会場を盛り上げます。

 

19.「where we are」

前2曲と同じくABメロにクラップ、サビにはワイパーをつけて。

ピアノのメロディーが印象的で、お洒落ながら会場全体で盛り上がれる曲だなと再確認しました。

 

20.「Blue Noir

間髪入れずに次の曲へ。

真っ青なライトに照らされるステージで歌い上げます。

間奏にバンドメンバーの紹介をドラムのかどしゅんたろうさんから黒須克彦さん、角脇真さん、黒田晃年さんの順にしていきます。

ソロアンサンブルは長めに演奏されました。(ちなみにボーカル、早見沙織~!はありませんでした。)

アウトロも長くしてフェイクもたくさん入れていました。かっこいい。

 

MC

「生バンドなので誰かが鳴らしている音しか鳴らないんですよね。その時その時この会場でしかできない音楽を、みなさんと一緒に、クラップやコーレスで参加していただいて、作ることができて本当にうれしいです。」

「そう、今回はバンドメンバーもすごいんですよ!いやいつも素晴らしいんですけど!」と思い出したように続ける早見さん。

「黒須さん、黒田さん、かどさん、角脇さんで、黒黒かど角!バンド名はブラックコーナーです!強そう!いや強いんです!」

会場は笑いと拍手で包まれました。

「そんなブラックコーナー、最高のアーティストたちとこんな素敵なライブができてうれしい限りなのですが、早いもので次が最後の曲になります。」

と言ってから黒田さんがイントロを弾き始め、それをBGMにしてお話を続けます。

「このJUNCTIONというアルバムは色んな曲が詰まっていて、前に前に進んでいく曲もあれば、一歩も動こうとしない曲もあって、一心不乱に進んでいるんだけど、その先は果たして道があるのか、みたいな曲とか、そんな様々な曲たちがふと交わったその交点を切り取ったようなアルバムになりました。

そんな色々な曲たちを一つに包み込んでくれるような、アルバムの最後の曲にもなっている曲を歌いたいと思います。」 

正直ここのお話で泣きそうになりました。泣いたけど。

 

 21.「温かな赦し」

ピアノとアコースティックギターが奏でるメロディーに乗せられた圧倒的な「肯定感」が感じられる演奏でした。

このコンサートで一番好きになった曲かもしれません。元々全曲好きですけど。

アウトロの途中で早見さんは深々とお辞儀をして退場します。 

アウトロを長めにして、激しさを感じさせるアレンジになっていました。

 アンサンブルが終わり、会場は暗転。拍手から少し間を開けてアンコールが始まります。

 

Encore

拍手とアンコールが響く中、早見さんが衣装をライブTシャツに着替えて再登場します。ちなみに白色の方。

早見さんが再登場すると拍手と共に会場の観客は一様に起立しました。

髪は薄い青色の長いリボンで一纏めにして、低い位置でポニーテールにしていました。かわいい。

「ありがとうございます。二年半ぶりのツアーで昨日とかあたふたあたふたしてたんですけど、会場の熱量で全部吹き飛びました。」

「えー、ここだけで歌う曲です。この曲に勇気づけてもらったというお手紙をたくさんいただいて、そんな曲を角脇さんのピアノだけで歌いたいと思います。」

と言ってから、角脇さんが再登場します。角脇さんは白色のライブTシャツを着ていました。

「角脇さんのピアノは、情緒的でそういった表現がよりますと思うので。あ、私は座って歌うんですけど(笑)」と言いながらイントロが弾かれると立っているのオーディエンスを見て「やっぱり立とっ」と小声でつぶやいていました。人柄の良さがあふれ出ている。育ちがいい。教養がある。

 

En1.「LET'S TRY AGAIN」

角脇さんのピアノ一本で、静かに、それでいてエールを送るように歌い上げます。

この曲の泣かせ率の高さよ。

 

MC

アンコールの一曲目が終わり、早見さんが舞台袖に順々に呼びかけ、角脇さん以外のブラックコーナーが再登場します。

黒田さんと黒須さんは黒のライブTシャツ、かどさんは白を着ていました。

黒田さんは登場時シャツをこれでもかと強調されていました。

「そうなんですよ。最後はみんなライブTシャツで。みなさんとっても(ライブTを)お洒落に着こなしていて、黒の方は男性でも合わせやすいデザインで、白の方はピンクとか色々入ってて男性には抵抗あるかもしれませんけど。普段着ても良し、部屋着にしても良し、押し入れに保存するもよし(笑)」 

「あっ!そうだ。グッズはポーチとボトルが売り切れで、他はまだ残ってるみたいなので終演後よろしければどうぞ~」

「それぞれの昨日を過ごして、みなさん今日は同じ場所にいて、また別々の明日に向かっていくんですよね。あ、明日大阪に来る方はまた会うんですけど(笑)

たまたま今日一緒の時間を過ごして、その明日がどんどん積み重なって、またもしかしたらこうして同じ時間を過ごしたりするのかもしれない。良い "JUNCTION" でありました。」

 

En2.「新しい朝」

 「夢の果てまで」とはまた違う竹内まりやさんがレジェンドたる所以を強く感じる曲ですね。

人間、人生への肯定感があふれ出ている楽曲だと思います。聴く度に泣いてしまう。

最後の「ラララ」はワイパーをつけて会場全体で合唱の形に。

 

En3.「ByeBye」

 「今日は本当にありがとうございました。」と最初に告げてから歌い始めます。

JUNCTIONの中でも相当刺さっている曲がトリで思わず涙が出ました。

クラップとサビにワイパーをつけて。2番あとのギターが印象的でした。

「バイバイ」とワイパーが良く合ってますね。

 

演奏を終え、「みんなおいしいもの食べてね!」と早見さんが言ってから順に退場していくブラックコーナーを拍手喝采で送り、最後に舞台ひとり残った早見さんがマイクを置いて「ありがとうございました!!」と上手側で会場に声を響かせて退場し、称揚の中公演は終了しました。

 

公演時間は18時開演で20時30分に終わったので大体2時間半。

 

 

 

余分な余談は後で描きます