火不見の壁打ちする壁

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早見沙織ConcertTour2019 JUNCTION 東京公演 コンサートレポート


4月29日に東京国際フォーラムで行われた早見沙織さんのコンサートツアーの最終公演となる東京公演に参加してきました。

 

Happy New Reiwa!

と言うことで

北海道公演からはや16日が経ちまして、令和イブイブの夜に平成最後のライブとなる人も多かったと思います。いやほとんどの参加者が最後になったと思うんですけど。

はい席。赤いところ。

大阪公演が同じくらいの位置でしたね。(え?記事がない?HAHAHA待っててね) 

 

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https://www.t-i-forum.co.jp/visitors/facilities/a/seat/


物販は三公演をめぐるうちに色々と買っておいたのでキーホルダーさえ買えればいいかなと14時半頃に並びましたが鬼のような速度でポーチとステンレスボトル、モバイルバッテリーが立て続けに売り切れ、私の順番が回ってくるころには白のTシャツのS以外が全て売り切れている有様でした。北海道で全て済ませておいて良かった。(え?記事がry)

 

物販を終えて階段を下りると脇には所狭しとフラワースタンドが並んでいました。

地方の公演の四倍くらいあったので、お花のいい香りが写真を撮っている時に漂ってきました。

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https://twitter.com/hayami_official/status/1123129819892371456

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なんで縦で撮ったの?

 

全通のご両親。頭が上がりませんね。

 

開演前BGMのセットリストはこんな感じ。

Shazamをどこまで信用していいのかわかりませんが聴いた限りでは間違いはなかったと思います。

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これは全会場共通だったっぽいですね。

 

これらの曲を聴きながら、これらの曲をShazamで探しながら、連番の方と談笑しながら、時間は開演時間の18時に。

注意喚起のアナウンスと共に会場は暗闇に包まれ、人々の話し声も次第に静まります。

 

ほんの少しの間をあけて暗い会場に軽快なドラムの音が響きます。

ベース、ピアノ、ギター、ヴァイオリンと演奏に参加しバンドアンサンブルに。

スクリーンには光の粒が軌跡を描き、やがてピンク色のはっきりとした線になり、いくつも枝分かれし、交差し、曲線を描いたりして「JUNCTION」のロゴを浮かび上がらせます。

このアニメーションだけでワクワクが止まらなかったですね。四回分。

あと言ってしまうと広島が東京と同じピンクのロゴ、大阪と北海道では青色のロゴが描かれました。

 

演奏が高揚を誘う中、スクリーンが上がり、バンドメンバーの全貌と、コーラス二人に囲まれ、フィッシュテールフレアスカートが印象的な肩の出たマゼンタの衣装に身を包んだ早見さんが登場します。

早見さんの登場と同時にオーディエンスは立ち上がり、早見さんの誘うクラップで会場は一体に。

 

1.「Let me hear」

コーラスがバンドに加わったことで完成したのかなと思うような熱量をステージから感じました。

「ohーoh-oh」は会場全体で、クラップをつけて会場の熱気は一曲目から高まります。

 

2.「Seacret」

引き続きクラップをつけて、フェイクや歌唱にアレンジを加えてカッコよく歌い上げます。間奏にはピアノアレンジを加えていました。

 

3.「やさしい希望」

ステージの左右に移動し、楽しそうに笑顔で歌唱します。

ライトの演出も緑や橙で爽やかな印象を曲からも演出からも受けました。

 

4.「夢の果てまで」

藤色や濃い橙色のライトに照らされ、明るく歌います。

ギターが印象的で、黒田さんのアレンジが光っていました。

 

MC

早見さん「こんばんはー!」

会場「こんばんはー!」

早見さん「こんばんは~~!!」

会場「こんばんは~~!!」

早見さん「こんばんは~~~~~!!!!!」

会場「こんばんは~~~~~!!!!!」

なんてやりとりがあって最初のMCになります。

「うわ~」とフォーラムをほとんど埋めるほどの人数に感動したような早見さん。

早見沙織コンサートツアー、JUNCTION最終公演にお越しいただき、ありがとうございます。」と会場拍手。

「4月6日に始まったこのツアーも、気づけば最終公演になりました。」

「じゃあ、次は楽しい曲、いきましょう!」

と言って早々と次の曲へ。

 

5.「Jewelry

聴く度涙ぐんでる。

クラップをつけて身体全体でリズムを取りながら、楽しそうに歌っていました。

間奏ではミニシンセの演奏も。

例の如く大サビの歌詞を「唱えて いつも負けない君に」と変えていました。

 

6.「SUNNY SIDE TERRACE」

バンドアレンジでしかも今回はコーラスが入ることでゆったりした原曲とはまたテイストが違い、お洒落な雰囲気に。

Dメロで手を差し伸べるようにしていたのが四公演すべてで印象的でした。

アウトロから早見さんがミニシンセを鳴らし、そのまま息つく間もなく次の曲の演奏に。

 

7.「メトロナイト」

都会のネオンを思わせる赤と青、それと白色のライトが記憶に残る演出でした。

ラスサビの「もっと」は会場全体で。

前曲からのイントロの他に間奏とアウトロでもミニシンセを演奏していました。

 

8.「白い部屋」

メトロナイトの演奏が終わるとスクリーンが下りてきて、オーディエンスは一様に着席します。

演奏中、スクリーンにはまばらに生えた木々の隙間から差す木漏れ日や、風に揺れる木の葉、雪のような粒子が舞う様など、自然的な映像が映し出されました。

その中にたたずむ早見さんやバンドメンバーをスクリーン越しにぼんやりと見ることができ、その映像と早見さんたちが一体になったような錯覚を受け、オーガニックでどこか孤独な空間を演出しました。

 

9.「祝福」

そのままの流れで祝福の演奏へ。

白い部屋と同じように下りたままのスクリーンには様々な映像が映され、夕日で赤く染まる西の空や青空を流れていく雲、海の中に差し込む日の光、ACECOMBAT7で見たような雲海を貫く山々などが映され、自然的と言うよりはどこか神視点と言うか、不思議な感覚に陥りました。

サビ前の「まだ降る雨」と「花 咲くだろう」では雨粒が窓に打ち付けられる様子、花が開花する瞬間が映されました。

そんな綺麗な映像はラスサビ前で消え去り、聴きなれたカノンのフレーズが流れたかと思うとそれを断ち切るようにギターが歪み、ドラムも乱れるように激しく叩かれ、ステージは真っ赤なライトで染め上ります。

客席からはその強すぎる赤でメンバーのシルエットのみがスクリーンに映る形になります。

今回の公演を通して宇宙的だったこの曲に、情動と言うか、琥珀糖と似た印象を持ちました。

この二曲の流れが四公演通して本当に印象深かった。

 

10.「interlude:forgiveness」

ステージが再び暗転するとそのうちに早見さんは一度退場します。

バンドのみのアンサンブルでコーラスが入ることで完全体になったという印象を受けました。

スクリーンにはまた映像が流れ、美しい自然風景が映されました。

また、ヴァイオリンが印象的で「あれ?私クラッシックコンサート鑑賞してるんだっけ?」と言う気分になりました。

 

11.「星になって」

早くレコーディング音源をくださいワーナーさん。

バンドアンサンブルが終わるとスクリーンが上がり、ステージからはバンドメンバーは退場し、早見さんと一台のグランドピアノが。

衣装を着替え、真っ白のレースがいくつもついたドレスを着ていました。

ピアノ一本で情緒的に弾き語ります。

 

MC

「では、みなさんもゆったりお座りのことですし、私もこの、ふかふかの椅子に座っているので(笑)すこしお話を」

と言って二回目のMCへ。

「星になってと言う、私の曲をいっぱい書いてくださっている矢吹香那さんにいただいた曲を、二年半前のツアーぶりに歌わせていただきました。」

「いろいろな年代、何代の方に来ていただいて、何代?(笑) おなごの顔も見えるぞよ」 と客席の左右や2階席に手を振る早見さん。

「あ、今日が初ライブだよって方いらっしゃいます?」

「今日私の実物を初めて見たという方は…わ~。等身大です。」

「あ!もしかして平成最後のライブだよって方いらっしゃいますか!?」

「あれ、平成って明日が最後でしたっけ。そうかじゃあ明日ライブがない限り最後なのか…(笑)」

「ちなみに東京以外からいらした方はどれくらいいらっしゃるんですか?」と訊かれ会場の半分以上くらいが手を上げると

「おぉ~3分の1?いや3分の…2?くらい?いやそれは多いか(笑)」

「みなさん今日はどこからいらしたんですか?」と早見さんが訊くと観客は口々に自分が住んでいる都道府県を声明します。

すると早見さんは立ち上がり、ステージの前方まで小走りで歩み寄って、ふんふんと傾聴するとピアノのマイクまで戻り、

「…千葉だけ聞こえた(笑)」

会場は\どっ/と笑いが起きます。

「あ、あと北海道も聞こえた!沖縄も!遠いところからありがとうございます。」

「次に歌うのは琥珀糖と言う、あ、先ほど歌ったJewelryと言うキラキラハッピー楽曲のキラキラハッピー楽曲、とは?(笑)」

「そんなハッピーな曲のカップリングになっている、宝石みたいなお菓子で食べたら消えてしまう、綺麗なんだけど、喉元を過ぎて消えてしまう。そんな少し切ない話の歌です。」

「レコーディングの時は歌とピアノは別々で録ったんですけど、弾き語りとなるとまた緊張が…(タオルで手汗を拭きながら)」

 

12.「琥珀糖」

「星になって」と同じくピアノ一本で感傷的に、感情的に歌い上げます。

1番のサビからDメロに飛ぶ形の短いバージョンで。

 

MC

拍手のあとお礼の言葉と共に「もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、」と続けます。

「未発表の曲を、広島、大阪、北海道と歌ってきたんですが、その3回はまだ歌詞がついていなくてラララで歌っていたんですけど、歌詞が出来ました。」

「4/29日バージョンです!」

「カーテンと言う、時期的にも始まりと別れを思わせるようなもので…。」

 

13.「カーテン」

ごめんなさいほんとに良かったことしか憶えてない。

「ラララ」の時点で早見さんの表現に圧倒されて3回とも涙ぐんでたんですけど最終公演で歌詞がついて、新しい朝を初めて聴いた時と似たような感動に襲われました。

この曲の変遷の一部に立ち会えたことを本当に嬉しく思います。

お預けと言った感じで東京公演では一番のみの披露になりました。

演奏が終わると「歌詞は全て出来上がっているんですけどハーフバージョンと言うか。今回は一番だけのお披露目と言うことで。」とも。

 

14.「ESCORT」

カーテンの演奏が終わり、暗転の後、スクリーンが下りヴァイオリンの二人以外のバンドメンバーが再登場します。そして闇に包まれた状態でピアノから入るイントロが響きました。

暗闇の中でピアノの撤去に少し手間取っていたようで車輪が軋む音がかすかにしましたが、その間、ピアノの角脇さんが即興でイントロをアレンジして長めに弾き、不自然な間を生まずに演奏に入りました。

 Aメロにクラップをつけてゆっくりめなリズムで歌い上げます。

 

15.「little forest」 

椅子に座って前曲と同じくゆったりとしたリズムとジャジーなバンドアレンジで楽しそうに歌います。

コーラスが入ったことで間奏部分の諧調に厚みが増し、より原曲のアレンジらしさが強まっていました。

黒田さんはアコギに持ち替えていました。

アウトロの間に早見さんは一度退場します。

 

16.「Fly Me to The Moon」

暗転の後、静かにドラムのシンバルが静かに響き、早見さんが再登場します。

衣装は白のフリル部分をパージして、ピンク、青、とJUNCTIONカラーを意識した配色と、黄色が差してあるシャツとこれまたピンクと青のアシンメトリースカートベルトは薄いピンク色に。

ゆったりとした入りから2番はリズミカルに、軽快に転調します。

誰もが知る名曲をお洒落に、まるでジャズライブハウスに来たのかと錯覚するほどの演奏で歌い上げます。

 

MC

「ESCORTと言う私がデビューする直前に関係者のみのコンベンションライブで披露した曲を歌わせていただきました。」

「little forestは今回のアルバムにも収録されている矢吹香那から頂いた曲を原曲とは少し違った感じで、バンドアレンジでお洒落な感じに。」

「Fly Me to The Moonは昔にジャズボーカルをちょこっと習っていたときに何度も歌って練習した曲で、小さなライブハウスで母とハモったりして、小さなときから馴染みのある有名な楽曲です。」

「はい。そんな話は置いて早くそっちの話をしろと言う、プロデューサーの方々の視線を感じるので(笑) 私が声を吹き込ませていただいている25歳児でも、歌わせていただいている曲です。そんな、私生活でもお仕事でも縁のある曲を歌わせていただきました。」

「このかっこいいアレンジはバンマスの黒須さんがしてくださっています。」と言って黒須さんに向けて盛大な拍手が送られます。

「あ、今回はコーラス二人と今は席をはずしているんですけどヴァイオリン二人をバンドメンバーに加えて華やかさが増したバンドメンバーでお送りしてまいす。」

「バンド名はブラックコーナーって私が勝手に言ってるんですけど…(笑)」

と早見さんが言うとまばらに笑い声が。

「あれ?あんまり伝わってない?(笑)」

とバンドメンバーの軽い紹介?に

「黒須さん、黒田さん、かどさん、角脇さんで、ブラックコーナー!(笑)」

拍手が起こりますが早見さんは「伝わったのかな?」と言いたげな雰囲気で小首をかしげて笑っていました。

そして話はめぐってきた各地の話へ。

「私は北海道初上陸だったんですけど、札幌ってすごいですね。東京とかでお刺身の盛り合わせを頼んでもフリスビーみたいな(大きさを両腕で表しながら)大きさしかないのに…」とフリスビーと言う表現に会場は和やかな雰囲気に。

「これくらいの大きさでお刺身が余すことなく散らばって出てくるんですよ!散らばって…?散らされて…?敷き詰められて!出てくるんですよ!」

「ほっけ?ですかね?とかも東京だと黒板消しくらいの大きさしかないのに!」とこれまた黒板消しという微妙な表現に会場は笑いに包まれます。

そんな雑談もひと段落すると「そろそろ皆さん血が止まってきてませんか?」「血を流しましょう!」これを合図にして次々に立ち上がるオーディエンス。

「伸びなんかもして…」と早見さんを倣ってバンドメンバーもオーディエンスも伸びをします。

そして自然にコール&レスポンスに

「盛り上がってるか~!!!!」とオーソドックスなものの他にも「かかって来いよォ!!!!」「ビビってんじゃねーぞ!!!!」など、力強いコールも聴けました。

ディーナ・デル・リオ…

その盛り上がりをそのままに怒涛のスピードナンバーラッシュへ。

 

17.「僕らのアンサー」

早見さんのスピードナンバーと言えばこの曲ですね。

 掛け声とAメロにクラップ、Dメロにいつものコール。

 

18.「夏目と寂寥」 

僕らのアンサーと同じくAメロにはクラップ、ラスサビに「あなた」のコールを誘います。

 

19.「where we are」

ABメロにクラップ、サビにワイパーをつけて。

落ちサビは「ときめきを君と見つけたい」から「ときめきを君と見つけたよ」と歌詞を変えていました。

最後の「Lalala」は会場全体で。 

 

20.「Blue Noir

間髪入れずに「Blue on Blue on Blue…」と続いていきます。

囁くように歌うAメロBメロは色っぽいという他ありませんでした。

真っ青なライトと対照的な赤色のライトはどこかメトロナイトと似ていて、アダルティな表現をされていました。

間奏ではバンドメンバーの紹介、ソロでの演奏に。

コーラス、ヴァイオリンの四人も加わり、ここの間奏でのフェイク、スキャット、早見さんの動きが一層楽しそうでクラップと拍手に精一杯の力を込めてしまいました。

ソロアンサンブルがほんとかっこいいわ黒田さん黒須さんのところでは背中合わせにエアギターも披露しちゃうわで最高でしたね。

 

MC

早見さん「早いもので、次が最後の曲になります」

会場「え~!!」

なんてお決まりのやりとりがあったところで最後のMCへ。

黒田さんが静かに鳴らすアコースティックギターをBGMにつらつらと話します。

「このJUNCTIONと言うアルバムには、色んな曲が入っていて、前にどんどん進んでいく曲もあれば、立ち止まって一歩も動こうとしない曲もあるし、一心不乱に進んでいるんだけどその先に道は続いているんだろうか、みたいな曲とか。

みなさんも、それぞれの思いがあってこの会場に来られているんだと思います。別々のことを感じているけれど、同じ時間を過ごして、同じ空気を共有していて。

そんな”JUNCTION”をやさしく包み込んでくれるような曲を歌いたいと思います。」

 

21.「温かな赦し」

ドラムとアコギが印象的で、竹内まりやさんの書く詩のような圧倒的な「肯定感」で会場を包みます。

アウトロで早見さんは深々とお辞儀をして退場します。

このアウトロは少し長めに取られていてコーラス、ヴァイオリンを加えてさらに豪華なものになっていました。オープニングムービーで演奏されたものとinterlude:forgiveness、それとこのアウトロだけでCDが欲しいくらい。

 

Encore

今回のアンコールは拍手のみで、会場が再び明るくなると歓声が起こり、オーディエンスは立ち上がります。

髪は薄い青色の長いリボンで一纏めにして、低い位置でポニーテールにしていました。着ているのはスタイリストさんにアレンジしてもらったという白色のライブTシャツ。

登場するや否や「ここで皆さんに発表があります!」と言われ、どよめく会場。

カンペがあったであろうドラム付近まで行くも、「あれ!?大事なところがない!?」と慌てふためきます。かわいい。

「ちょ、ちょっと10数えてもらってもいいですか!?」と会場に呼びかけ、その通りに「い~ち、に~い」とカウントアップを始める東京国際フォーラム

早見さんは舞台袖にダッシュで戻り、用紙を取りに行きます。

「じゅ~う」と言い切らないうちにダッシュで帰ってくる早見さんに拍手が起こります。

すると「みなさんこんばんは。早見沙織です。」とカンペに描かれていたらしく律儀に読み上げる様子に会場はまた笑いに包まれます。

「あの、これ(カンペ)に書いてあって…(笑)」

「来たる5月29日に、早見沙織Birthdayニコ生特番決定!」

「今回のこのライブが映像化されます!」

早見沙織、秋に東京と大阪でライブやります!!!」

怒涛の告知&レスポンスの3連投に会場は大いに盛り上がります。

そんな告知が済んだところで、

「アンコールの一曲目は素晴らしいアーティストと各地でその場所だけの特別なバージョンでお届けしていたんですけど、今回はコーラスと、ヴァイオリンの4人とお届けしたいと思います。」

と言ってヴァイオリンの日俣綾子さんと保科由貴さん、コーラスの川崎里実さんと野田愛実さんが再登場します。皆さん揃って白色のライブTシャツを着ていました。

「東京公演では女子4人が参加してくださって、練習してる時ももう女子会なんですよね(笑)」

「コーラスの二人は昔からご縁があってこうして一緒にやらせていただいています。」

「ヴァイオリンのお二人はすごく息があってて、二人で演出とかについて話しているとトントントンと進んでいって、まさに阿吽の呼吸で。」

 

En1.「eve」

コーラスとヴァイオリンのみで奏でられるeve。ほぼアカペラですよねこれ。

それでも全く崩れない、外さないのは流石としか言いようがありません。

公演全体を通してもコーラスの存在感がはっきりとしていて曲の厚みが一層増していました。

いやこれはすごかった。

 

演奏後、再び4人そろって黒色のライブTシャツに着替えたブラックコーナーの4人を袖から呼び込み、かどさんがお茶目なダッシュを披露したりして、「繋がった縁がどんどん広がって、今こうして皆さんと同じ時間を共有できる幸せを噛み締めています。このライブが終わったら別々の明日をまた迎えていくんだろうけど、明日の次にまた別の明日が来て、またどこかの明日で出会えることを信じて。」

と言ってから演奏に入ります。

 

En2.「新しい朝」

この曲を聴く度に竹内まりやさんの楽曲からあふれ出る人間への「肯定感」に圧倒されてしまいますね。

最後の「ラララ」はワイパーをつけて会場全体で。

 

En3.「ByeBye

そのままの流れでByeByeの演奏へ。

クラップとサビにワイパーをつけて、爽やかに歌い上げます。

「バイバイ」という歌詞とワイパーがよく合っていて涙が込み上げました。

 

スーパーお礼タイム

「最終公演と言うことで特別にもう一曲だけ」と言ってまさかのアンコール四曲目に。

と思いきや「その前に、スーパーお礼タイムがしたい」と言って、

「まず、素晴らしい演奏で盛り上げてくれたバンドメンバーにもう一度大きな拍手をお願いします!」

「そして、両親!(笑) 友達やいつも早見沙織の展開を考えてくださっている関係各位、この場をお借りして感謝の気持ちを述べたいと思います。」

「そして!表には出ていないけれどこのライブを裏から支えてくださっていたスタッフの皆さんに!(体全体でステージ裏などを意識させながら)

大きな拍手をお願いします!」

 

En4.「To years letter」

泣かせに来ている。

最後ですがしんみりとはせず、しっとりと歌い上げます。

最後の「ラララ」は会場全体で。大団円のうちに演奏に幕を引きます。

 

 

「美味しいもの食べてね!」と観客に向けて言って、続々と退場していくバンドメンバーを拍手喝采で送ります。

ステージに一人残った早見さんはまず上手に移動して「ありがとうございました~!!!」と言ってから今度は下手側へ。同じように「ありがとうございました~!!!」と言って今度はステージ中央へ行ってから「ありがとうございました~!!!!!」

三度のありがとうございましたを終えて袖にはける直前、また振り向いてマイクがない状態で最後の「ありがとうございました~!!!!!」と溢れんばかりの感謝を会場に届けました。

 

公演時間は3時間。大盛況のまま大団円で、早見沙織ConcertTour”JUNCTION”は幕を引きます。

 

 

 

 

 

――――余分な余談――――

 

 

 

 

あっという間の一ヶ月でしたね。いつの間にか元号変わってるし。

平成最後イブの日にeveを演奏するという洒落も利いていましたが今回のeveのプレミアム感はすさまじかったですね。

なんやかんや上げるまでに一週間もかかってしまったのでもっと筆を早くしたいですね。

秋のライブで会えるのを楽しみにしています。